特定技能申請・届出様式の改正(雇用条件書)

令和6年4月1日に、在留資格「特定技能」における在留諸申請や届出の際に使用する参考様式が改正されています。
出入国在留管理庁HP　特定技能ページ

細かい変更点は多くありますが、大きく影響してくるポイントをいくつかお伝えしていきます。

【雇用条件書】
雇用条件書　新様式
追加となっているのは大きく下記項目です。
・契約更新上限の有無と内容　⇒　契約期間または更新回数について
・無期転換ルール　⇒　同一の使用者との間で、有期労働契約が通算５年を超えるときは、労働者の申込みにより、期間の定めのない労働契約(無期労働契約)に転換する制度
・就業場所・業務の変更の範囲　⇒　将来の配置転換などによって変わり得る就業場所・業務の範囲の明示
・固定残業代　⇒　別紙「賃金の支払い」に記載欄追加
・雇用管理の改善等に関する相談窓口　⇒　部署、担当者、連絡先の明示
・就業規則の確認方法　⇒　確認できる場所や方法の明示(例．事務室に掲示　など)

上記の上から3つについては、特定技能に限らず、全ての労働者(有期契約労働者)を対象に4月から変更となっているルールです。
厚生労働省HP　労働条件明示ルールの改正

なお、既に申請書類を作成中の場合など、当分の間は旧様式での申請も可能となっています。

次回は【申請・提出書類の簡素化・省略可】についてお伝えします。