特定技能2号において新たに追加された分野のうち、素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業分野は少し特殊です。
前回のブログでお伝えした通り、移行要件(技能)に関しては、ほとんどの分野で「技能検定1級」か「特定技能2号評価試験」のどちらかの合格でクリアできますが、素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業分野では「ビジネス・キャリア検定3級」の取得も必須となっています。
そのビジネス・キャリア検定について下記にまとめていきます。
https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/business/business-gaiyou.html
・中央職業能力開発協会が主催、各都道府県で年2回開催(前期10月、後期2月)
・職務を遂行する上で必要となる知識習得と実務能力の評価を行うことを目的とした試験
・試験分野:[人事・人材開発・労務管理][経理・財務管理][営業・マーケティング][生産管理][企業法務・総務][ロジスティクス][経営情報システム][経営戦略]
・等級:1級、2級、3級、BASIC
【3級レベル】
・対象者:実務経験3年程度の係長、リーダー相当職を目指す方
⇒職務全般に関する幅広い専門知識をもとに、担当者として上司の指示・助言を踏まえ、自ら問題意識を持ち定型的業務を確実に遂行することができる。
・出題形式:マークシート方式による4肢択一 全40問(60%が合格ライン)
・制限時間:1時間50分
・申込方法:インターネット
・受験料:6,200円(クレジット決済orコンビニ決済)
このうち、素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業分野では[生産管理3級]を要件としています。
生産管理分野は「生産管理プランニング」と「生産管理オペレーション」に分かれており、いずれか片方でOKです。
プランニングは製品企画~生産計画の内容、オペレーションは作業・工程・設備管理~在庫管理の内容となっており、現場で作業してきた人にとってはオペレーションの方が勉強しやすいかもしれません。
弊組合でもテキストを購入し、2号を目指している1号人材に共有しています。
日本人でも難しい内容ですが、今はまず勉強するしかありません。頑張って欲しいですね。
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