実習生とのコミュニケーションは取れていますか?
コミュニケーション不足によりトラブルが起きてしまったり、日本人社員・パートの方と実習生の間に溝ができてしまうケースは少なくありません。
反対に普段からよく会話をする関係性であれば、問題が起こっても大事になる前に話し合って解決できたり、実習生からの相談、また社員の方からの注意等もしやすくなるので、事前にトラブルを防ぐこともできるでしょう。
ただ実習生の日本語能力にも差があり、いざ会話をしようとしても難しい場合もあります。
実習生が積極的に日本語の勉強をしていくのはもちろんですが、日本人の方も少し工夫をすることで、よりスムーズにコミュニケーションが取れるようになるはずです。簡単にできる3つのアイディアをご紹介します。
①丁寧な形で話す
日本語学校では、実際に会話で使える言葉遣いから優先的に教えるため、いわゆる”タメ口”ではなく、”丁寧な形”の文章から教えることがほとんどです。簡単な例を挙げると「昨日どこ行ったの?」ではなく「昨日どこへ行きましたか?」といった形です。※あくまで”丁寧な形”であり、敬語ではありません。
ですので、日本語が苦手な実習生に話をする際は「~です。」「~ます。」「~ですか。」「~してください。」「~してはいけません。」「~しなければなりません。」というような形にすると、実習生も理解しやすいです。
②専門用語は繰り返し練習
仕事で使う機械や道具、商品の名前等は、特に1年目は繰り返し練習して覚えてもらうことが重要です。その単語を知っているだけで指示が断然理解しやすくなり、また注意等を確実に聞き取れるようにすることで実習生や周囲の方の安全確保にも繋がります。
③チャットアプリを利用する
実習生からの相談や、体調についての確認等、業務時間外の連絡にチャットアプリを利用するのもおすすめです。翻訳機能がついているチャットアプリを利用したり、実習生から母国語でメッセージを送ってもらい自動翻訳する、日本語で送ったメッセージを実習生が母国語に変換して理解する等、スムーズに意思疎通が図れます。チャットアプリは無料のものがほとんどなので、LINEやMessenger、Wechat等共通のアプリを入れて試してみてはいかがでしょうか。
対面でのコミュニケーションをベースにしつつ、便利なものは色々と取り入れていきたいですね。
またビジネスプラザでは各言語に対応したスタッフがお手伝いしますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。