先月、JITCO主催の日本語指導セミナーに参加してきました。
私は、実習生の入国後講習中に行う組合講話を担当していますが、
入国して間もない実習生は日本語能力もまだ低く、コミュニケーションを取るのも難しい為、
どうすれば伝わるのか?理解してもらえるのか?ずっと模索しておりました。
セミナーでは、まずは「わかりやすい日本語」のポイントを学びました。
言葉はゆっくり、はっきり話す事。繰り返す。短い文で話す事。
意外とできていなかった事に気付きました・・・意識的にやらなくては。
そして、語学を学ぶポイントは、楽しく学習できる事!
ただ教科書に沿って説明を受け、読み書き中心の授業ではなく、グループワークなどを取り入れ
できるだけ話しをさせる事。
また、難しい内容ではなく、できるだけ身近な事から・・・
例えば日本語の歌を歌いながら歌詞の意味を覚えたり、
ゲーム形式にしてみんなで考えながら答えたり。
日本語に興味を持ってもらう、自ら学びたい、もっと上達したいと思えるような授業の作り方を
考えていきたいと思いました。
実習生にただ「日本語勉強してね。」と言うのではなく、具体的に、
音楽を聴く事や映画を見たりマンガを読んだり等、
取り組み易い方法を勧めるのもいいかもしれません。
今回のセミナーでは、グループ毎に模擬授業を考えるという課題がありました。
同じテーマでもそれぞれ工夫を凝らした違った内容の授業が出来上がり、
とても参考になったし、楽しませて頂きました。
日本語指導のポイントはもちろん、コミュニケーションを取るためのコツを学べ、
有意義な内容のセミナーでした!
実習生への日本語指導方法がわからずに困っている方は是非参加してみては如何でしょうか♪
https://www.jitco.or.jp/ja/seminar/1126/