現在、日本にいる技能実習生で最も多い国籍はご存知の通り、ベトナムです。
しかしベトナムも経済成長が進み国内に留まる人材が増えていること、また円安の影響もあって日本以外の国へ実習・留学・労働へ行く選択肢が増えています。
そのため、ベトナムの次に主流となる技能実習送出し国はどの国か、今のうちから考えておきたいところです。
今回は【ネパール】について備忘録的にまとめました。
ネパール送出し機関から聞いた情報、ウェブ上で調べた情報もありますが、参考にしていただけますと幸いです。
・人口は約3000万人
・中国とインドに挟まれた南アジアの内陸国
・公用語はネパール語
・平均収入は約1万8000円/月(2019年時点)
・性格は控えめで協調性がある(山に囲まれ、資源も少ないという立地的な特性により、トラブルを避け協力するようになったと推測される)
・大きな経済発展をしてきていないため、競争意識が高くなく、全体としてのんびりとした国民性
のんびりしているため時間に対してもルーズなので教育が必要。
・少し古いが2019年12月末時点での国内在留の技能実習生人数は403人(留学生は2021年5月時点で約1万8000人)
・送出し国をベトナムから切り替える流れが出てきているため、送出し機関にも問い合わせはが増えてきている
・実習先は建設・農業職種が多く、特に建設は人気職種
・技能実習生が少ない原因は、2015~2016年頃に入国した実習生が難民申請をするケースが多かったため、と言われている
・国自体としては中東諸国への送出しが主流(注力している)
・ネパールは日本語と文法(文章の順番)が同じなので、他国よりも日本語を覚えるのは比較的早い
また義務教育が英語なので、フィリピンほどではないが、英語の日常会話はある程度可能(高卒以上)
・約8割がヒンドゥー教であり、宗教上牛肉は食べられないので配慮が必要
・ネパール語対応ができる日本の監理団体は少ないので、日本語と英語での対応が基本
面談等は送出し機関にオンライン通訳対応をしてもらう
この仕事をしていても、ネパール人技能実習生の話を聞くことはまだ多くありません。
しかし多くの企業様から、ネパール人留学生アルバイトを雇用している話を聞く機会が増えたので今後の可能性を感じます。
留学生から特定技能や技人国ビザに資格変更して日本で就労するパターンも増えるでしょう。
【ネパール】 今後要注目ですね。
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