外国人実習生にはわかりやすい日本語で

先日、とある会社様の実習生の配属を行いました。
会社様としては、これまで何十名も実習生を受け入れて頂いていましたが
今回の事業所では初めての受け入れとなりました。

当然、事業所は担当者の方も含め、実習生と仕事をするのは初めてのようなものでした。
不安な点も多いまま配属の日を迎えていたそうですが、その中でも特に意思疎通の点が
心配だったようです。

そこでこちらから、実習生と話す際のアドバイスを少しさせて頂きましたので
その一部を紹介します。

〈文末は、~です・~ます。助詞を省略せずに主語を入れる〉

例「家族は何人?」⇒「○さんは家族は何人ですか?」
「明日は何するの?」⇒「○さんは明日は何をしますか?」

〈婉曲的な言い方は避け、はっきりと断定的な言い方をする〉

例「それをしてはいけないわけではないけど、やらないほうが良いかもしれないよ。」
⇒「それはだめです。やらないでください。」
「手が空いたら、この作業もやっておいてもらえるかな。」
⇒「その作業が終わったら、この作業もやります。」

実習生は、理解していなくても「わかりました。」と答えることが多くあります。
理解できないと怒られると思っているか、自分のプライドを傷つけないためか、
理由は様々だと思います。
実習生が「わかりません。」と正直に言える信頼関係や環境は、日々の会話を
通して作られていくものではないでしょうか。

監理団体職員の私も日々心掛けていますが、少しずつでも、わかりやすい日本語を
使って実習生とやりとりをし、信頼関係を築いていきたいものです。

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